出石やすらぎ市民農園 開園
3月25日、豊岡市出石町で
『鳥居やすらぎ市民農園』の竣工式・開園式が行われました。
休耕田を豊岡市など近隣市街地などに住む人に向けて、区画割りをした畑を利用してもらって地域の賑わいとしようと企画された“市民農園”でしたが、2004年10月20日に台風23号がこの鳥居地区を襲いました。
各地で大きな被害を出した台風23号の影響で、出石川が氾濫。鉄砲水のように鳥居地区に押し寄せ、家屋も多く流され、甚大な被害が出た。全壊や跡形もなく流された住宅も少なくなかった。
市民農園は管理棟の建築に向けて運び込まれた資材が流され、畑にも泥が蓄積され、地域住民は自宅の後片付けや再建に必死で、市民農園どころではない。頓挫しかけた市民農園だが、全ての住民があきらめたわけではなかった。
被災当初、先の見えないながらも絶え間なく努力を続けた結果がこの25日に竣工式・開園式を迎えるまでに至りました。
竣工した管理棟にはシャワー室や食堂などを備える。
畑には井戸水を汲み上げるポンプが設置されて、蛇口から給水できる。
すでに多くの人が農園利用の申し込みをしてくれているそうだが、まだまだ空き区画が多いという。
利用されてこその市民農園。まだこれからかもしれないけども大きな前進。新たなスタート地点に立ち、大きな感動があった。
管理棟竣工式のテープカット。右から2番目はまち・コミ顧問田中
やすらぎ市民農園開園式のテープカット。まん中は農園の副組合長で、水害から間もない時期に「畑を耕してくれ」とまち・コミに呼びかけ、その後も事業の継続に尽力されている。
記念のジャガイモの種イモ植え。左で植えるのは、まち・コミ関係者と共に水害直後から幾度と鳥居地区を訪れ、1円玉貯金を義援金として届けたり畑作業に参加してきた神戸市の小学生モモちゃん。
長田・御蔵住民とまち・コミメンバーでつくるそば飯隊は、長田名物『そばメシ』を振る舞いました。住民の皆さんや来賓のみなさんにも好評でした。
地元の方々はつきたて餅のお汁粉とカレー餅を振る舞ってくれていました。
水害支援から農園継続支援(畑しごと)に、毎週のように鳥居地区に足を運んだ、神戸・長田住民のフジワラさん(中央)とまち・コミ代表宮定(右)。豊岡市長(左)とご挨拶。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (1)
最近のコメント